ENEOS社長 酩酊して不適切行為

酒席での女性に対する不適切行為で19日付で解任された石油元売り大手ENEOSホールディングスの斉藤猛社長が社内の調査に対し、「度を越して飲酒したこと自体が問題。大変恥ずかしく申し訳ない」などと述べていることが分かった。同社取締役で常勤監査等委員の西村伸吾氏がこの日に開いた記者会見で明らかにした。



西村氏は斉藤氏の当日の飲酒量について「自制心を失ったということなので相当な量だったと推察される」とした上で、「当人は行為をしたこと自体の自覚は持っていない」と説明した。

同社によると、斉藤氏は酩酊した状態で同席した女性に抱きつくなどの不適切な行為をしたとの通報が11月末にあった。監査等委員会が主導して調査した結果、事実と判明したという。

この懇親に一緒に参加していた幹部2人も処分された。須永耕太郎常務執行役員は同じ女性に対し、女性の役割を決めつけるような不適切発言をしており、月額報酬30%を3カ月間減額とする処分を受けた。谷田部靖副社長は斉藤氏と同様に代表権を持ち、コンプライアンス部門のトップであったにも関わらず、斉藤氏の行為を止められなかった責任を問われ、辞任勧告に基づき辞任した。

同社では昨年8月、杉森務会長が突如辞任を表明。後日、女性に対するセクハラ行為があったことが判明した。斉藤氏は会社の再建に取り組んでいたが、自らが同様の問題を起こし、解任に追い込まれた。

最終更新日:12/20(水)9:37 産経新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6485511

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