つまようじと言えば、持ち手側に溝があるのをイメージする方も多いのではないでしょうか? その姿がこけし人形に見えることから、「こけし」と呼ばれています。しかし、そのトレードマークである溝をなくすことを、国内で3社しかないうちの製造会社1社が決断。その背景を詳しく聞きました。
個人向けに販売するつまようじを「溝がないタイプ」に切り替える旨を発表したのは、「菊水(きくすい)産業株式会社。理由は、溝の薄さについて購入者からの声やクレーム、もうひとつは長年使っている機材の劣化問題でした。
この溝があることで廃棄が増えるという背景を知った人々からは、「溝無しは、高級感があると思う。ご英断だと思います!」「溝がないのもシンプルで綺麗ですね」と新しいデザインを歓迎する声や、「たしかに原木の廃棄も減るし新しい時代の幕開けですね」「それが真のSDGsだよね! つるんとした爪楊枝は高級な証ということで理解してもらおう!!」と資源を大事にする決断へのエールが寄せられていました。
「菊水産業」代表の末延秋恵さん(以下、末延さん)に、つまようじの「溝」を取り巻く状況や思いについて、お話してもらいました。
最終更新日:12/12(火)14:23 まいどなニュース