東北放送11月29日は「いい肉」の日です。独自の仕入れで「珍しい肉」を提供する精肉店が仙台にあります。一番人気は、口の大きなあの動物。訪れた人に驚きと笑顔を届け続ける75歳の「おしどり夫婦」を取材しました。
■豚、牛だけではありません!
仙台市青葉区旭ケ丘で50年以上続く「肉のささき」。程よく脂が入った豚肩ロースや焼き肉用の牛ハラミなど、店主の佐々木宗男さんが厳選した肉がずらりと並びます。
小笠原悠記者:
「牛タン、ホルモン、ラム肉…、種類豊富で色々並んでいますがぁ!奥にもケースがありますね。クマに、カンガルーに、ダチョウ、カエル?」
店の奥の冷凍ケースには…、スーパーでは見かけない「珍しい肉」がぎっしりです。
肉のささき 佐々木宗男さん:
「珍しいものだと35種類ぐらい。32年ぐらい前なんですけど。その前は小さな店だった」
■最初の珍肉、きっかけは…
そんなお店が、一番初めに販売した珍しい肉は何だったのでしょうか。
肉のささき 佐々木宗男さん:
「ワニ肉をはじめました!」
きっかけは、ある外国人プロ野球選手の言葉でした。
肉のささき 佐々木宗男さん:
「パリッシュ選手という方がスタミナもりもりみたいな。何を食べているのかと、ワニ肉だった。ワニ肉はここで売ることができるのかと思って結構調べた」
ワニ肉の調理でおすすめは、ニンニクやごま油で味付けした「唐揚げ」。妻・アサ子さんが揚げたてを振舞ってくれました。
小笠原悠記者:
「いただきます…。鶏肉みたい、ジューシーでおいしいです」
使っているのは、クロコダイルの尾の部分。オーストラリアなどから仕入れたもので値段は100グラム、850円から900円ほど。佐々木さんが数種類の「ワニ」を食べ比べ選びました。
肉のささき 佐々木宗男さん:
「怖がったりびっくりしたり、騒ぎながら来るお客さんもいますが、リピーターも増えているので。ワニ肉を下さいというお客さんが80%です」
■ついに「肉のどうぶつえん」と呼ばれるように
お客さんのリクエストに応え、珍しい肉のラインナップがどんどん増えていきました。そこでついたお店のニックネームがあります。
最終更新日:12/9(土)15:46 tbc東北放送