新社名のSTARTOは合格点 専門家

新社名をネーミングの専門家はどう判断するのか。「東京スカイツリー名称検討委員会委員」などを務めた飯田朝子・中央大学国際経営学部教授は合格点を出した。



 飯田氏はアルファベットのつづりに着目。性加害問題を引き起こした「ジャニー氏」を印象づける「“J”が消えて“T”が5つも入っているので別会社だと感じる」と指摘。響きも「ジャニーズとスタートは母音をシェアしつつ全く違う音になっているので、日本語でも英語でも新鮮な印象になっている」とした。

 また「スターと未来へ向かう」「ここから新たな伝説をスタートする」などの込めた思いは「ダブルミーニングになっていてよい。心機一転、新しい出発をしたいというメッセージを伝えるだけでなく、スターという語で芸能事務所であることも示唆されている」と評価した。

 一方で、かつて旧ジャニーズ事務所の子会社に「ジャニーズ・エンタテイメント」が存在していたため、飯田氏は「思い切って“エージェント”とか“アドバンス”といった全くなかった語を採用しても良かったでしょう」とした。

【飯田教授のネーミング通信簿】

・新しい音や文字を使っている ◎

・ビジネスが分かりやすい ◎

・省略形つくりやすく覚えやすい ○

・刷新された要素がある △

 ≪「パナソニック」や「セコム」など変更≫大幅な社名変更をした日本企業は「松下電器産業」を「パナソニック」に変更した例などがある。グローバル化を視野に、同社のブランド名の一つであった名前に変更した。ほかに「福武書店」が「ベネッセコーポレーション」に、「日本警備保障」が「セコム」になった例などがある。海外ではSNSツールとして普及していた「ツイッター社」がCEOのイーロン・マスク氏の別企業「X社」と合併し社名変更。サービス名も「X」に変更となった。

最終更新日:12/9(土)9:44 スポニチアネックス

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6484422

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