広告代理店大手の博報堂(東京)は22日、サントリーとサントリー食品インターナショナルに対し、受注した広告制作の代金を過大請求していたと発表した。
下請けの制作会社からの請求書といった、請求額の根拠となる書類の金額を上書きするなどしていた。過大に請求した金額は非公表だが、すでにサントリー側と返納について協議中という。
博報堂によると、サントリー側とは実費を精算する取引ルールを採用している。博報堂は、「あってはならないこと。コンプライアンス(法令順守)意識の低さはもとより、収益拡大を優先し、利益をあげる認識が現場に強く浸透してしまった結果であると反省している」とコメントした。
最終更新日:11/22(水)15:07 時事通信