ドル一時152円に接近 乱高下も

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル/円が一時、約1年ぶりの高水準となる152円近辺まで上昇した。その後、オプション取引の影響で乱高下する場面もあった。

終盤は、明日の米消費者物価指数(CPI)発表をにらみ小動きとなった。

アナリストによると、序盤のドル/円は、約12億5000万ドルのオプション契約が152円の権利行使価格で満期を迎える約20分前に151.92円まで上昇した。これは2022年10月以来の高値となる。

その後、米東部時間午前10時(1500GMT、日本時間14日午前0時)の権利行使価格期限を数分過ぎたところで、突然151.20円まで下落した。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は、円の対ドルでの急反発は日銀の介入によるものではないと述べた。「10月初めにも同様のことが起きた」という。

終盤のドル/円は0.12%高の151.680円となった。円は年初来、対ドルで14%近く下落している。

ドル指数は0.09%安の105.64。

格付け会社ムーディーズが10日、米国債の格付け見通しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ」に引き下げたことに対しては、市場はほとんど反応しなかった。

英ポンドは強含み。スナク英首相による内閣改造を受けた。

ポンド/ドルは0.44%高の1.2279ドル、対ユーロでは0.27%高の87.14ペンスだった。

ユーロ/ドルは0.15%高の1.0697ドルとなった。

ドル/円 NY終値 151.71/151.74

始値 151.72

高値 151.92

安値 151.21

ユーロ/ドル NY終値 1.0697/1.0701

始値 1.0687

高値 1.0705

安値 1.0666

最終更新日:11/14(火)9:36 ロイター

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6481634

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