[パリ 7日 ロイター] - 国際ブドウ・ワイン機構(OIV)は7日、今年の世界のワイン生産量は過去60年で最低になるとの暫定予想を発表した。南半球と一部欧州産地の不作によるという。
OIVは、マスト(発酵直前の醸造原料、果もろみ)と果汁を除く今年の世界ワイン生産量を2億4170万─2億4660万ヘクトリットル、ミッドレンジは2億4410万ヘクトリットルと予想した。
昨年を7%下回るほか、1961年の2億1400万ヘクトリットル以来の低水準となる。
1ヘクトリットルは標準のワインボトル133本分に相当する。
特にイタリアのワイン生産は12%減の4400万ヘクトリットルと17年以来の低水準となり、世界最大の生産国から転落する見込み。9年ぶりにフランスとトップが入れ替わるとみられる。
最終更新日:11/8(水)18:09 ロイター