任天堂 スイッチ後継機報道を否定

任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」が、2017年の発売にもかかわらず販売が好調だ。大ヒット中のゲームソフト「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」をあしらった特別仕様のスイッチが買い替え需要を引き出した。ゲーム機もソフトも好調だったことが貢献し、任天堂が7日発表した23年9月中間連結決算は、最終(当期)利益が前年同期比17・7%増の2712億円で、中間決算として過去最高を更新した。



 売上高も同21・2%増の7962億円で中間決算として過去2番目の高水準だった。スイッチの販売台数が684万台と、前年同期から2・4%増えたことが貢献した。24年3月期に1500万台のスイッチ販売を目指す高めの計画を5月に立てており、今回も据え置いた。古川俊太郎社長は7日のオンライン記者会見で「7年目で1500万台は大きな目標。(年末年始にかけての)ホリデー商戦で買い替えや新規の需要を購入につなげていけるかが重要だ」と話した。

 スイッチの後継機の発売も期待されるが、古川社長は7日の記者会見でも明言しなかった。インターネットのニュースサイトで後継機の観測報道が出ているが、古川社長は「ネットを中心にあたかも公開情報であるかのようなうわさが流れているが不正確だ」と指摘した。任天堂が22年に特定ソフトメーカーに次世代機に関する説明をした▽23年夏の海外イベントで任天堂が新しい機種のデモンストレーションをした――といった報道内容を挙げた上で「事実ではない」と否定した。

 2画面が搭載されたゲーム機器の特許を出願したことも10月に明らかになっているが、古川社長は「(特許の情報は)公開されると理解して出願している。そのまま将来の製品に搭載されることを意味するわけではない」と話した。【妹尾直道】

最終更新日:11/7(火)23:16 毎日新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6480984

その他の新着トピック