6日の東京株式市場は、前週末の米国株上昇を引き継いで買いが優勢となった。
日経平均株価は一時、連休前に比べて800円超上昇するなど大幅に続伸した。午前の終値は770円63銭高の3万2720円52銭。
3日に発表された米国の10月の雇用統計で就業者の増加数が前月より縮小し、米国市場では追加利上げへの警戒感が後退して金利が低下。米主要株価指数は軒並み高となった。
6日の東京市場でも金利低下により割高さが薄れたハイテク株に買いが集まり、日経平均を押し上げた。前週の決算発表で好業績が確認された自動車株や電線株も上昇率が大きくなった。
日経平均は10月の最高値を上回っており、市場では「底打ち感が強まっている」(大手証券)との声が聞かれた。
最終更新日:11/6(月)14:52 時事通信