阪神&オリ お膝元商店街は盛況

28日に京セラドームで開幕する阪神―オリックスに向けた盛り上がりを徹底取材する「関西ダービー最前線」の第2回。阪神を熱狂的に応援する兵庫・尼崎商店街とオリックスの本拠地、京セラドームにほど近い大阪・九条商店街を直撃した。「マジック点灯」ボードなどで話題の尼崎商店街は、リーグ優勝を受けて全国でも一躍注目の的に。九条商店街も日本一に関連したセールなどで盛り上げる。(特別取材班)

商店街中に阪神の「優勝祈願」ののぼりが立ち並ぶ尼崎中央三丁目商店街。同商店街振興組合の寺井利一理事長を尋ねると「ほんま忙しいです。朝にも取材があって、午後からもテレビ局の取材がいくつか…」とうれしい悲鳴を上げていた。

シーズン開幕時、試合数と同じマジックナンバー「143」をアーケードのボードに掲げる「最も早いマジック点灯」で有名な同商店街。今年はリーグ優勝が決まり、関東を含め全国から数多くの取材が入っているという。対応に追われる寺井理事長は「本業もしないとあかんけど、話題になるのはありがたい」。2025年には2軍新施設も稼働する尼崎で、阪神フィーバーにあやかり一気に全国区の商店街となるか。

マジック点灯を知らせるボードも、27日に日本シリーズ仕様に変更される予定。マジックを減らす担当のペットスタイル阪神尼崎店・尾島晴己さんは「どうせやったらオリックスの方がええね、相手として」と決戦に期待を膨らませた。

盛り上げでは大阪・西区の九条商店街「ナインモール」も負けていない。この日午前、掲出バナーをクライマックスシリーズ応援用から日本一応援用に変更。京セラドームに近い商店街東側のシューズショップ「OMODAKA」では、オリックスが日本一になれば店内商品全て10%の値引きを予定するなど、商店街全体でリーグ優勝に続くセールに向けた動きが活発化している。

店主の福島一彦さんは「相手が阪神だと注目もされる。商店街は来てもらってなんぼ。ありがたい」と〝関西ダービー〟に期待を寄せた。とはいえ、関西で圧倒的な人気を誇るのはやはり阪神。買い物に訪れた女性からは「セールもあってきたけど、実は阪神ファン」という声も…。直接対決で阪神を下せば、〝関西制圧〟が見えてくる…かもしれない。

最終更新日:10/24(火)15:57 サンケイスポーツ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6479449

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