静岡県の川勝平太知事は23日の定例記者会見で、リニア中央新幹線が開業すると東海道新幹線が静岡県内の駅に停車する回数を1・5倍程度に増やすことができるとした国交省の調査結果について「お粗末であり、あきれている」と批判した。
同調査は国交省が今年夏までにまとめるとしていたが、20日になって公表された。開業後は利用者がリニア中央新幹線に移ることで、東海道新幹線の輸送量は約3割減少。県内にある6つの駅に止まる回数を1・5倍程度に増やすことが可能になる、としている。
会見で知事は「調査に感謝する」とした上で、内容については「この程度の調査になぜこれほどの時間がかかるのか。そもそも民間鉄道のダイヤは国が決めるものではない。今後、国交省から説明があるとのことなので、その際にいろいろと聞きたい」と述べた。
最終更新日:10/24(火)13:24 産経新聞