若者を中心に絶大な人気を誇るインスタントカメラ・チェキ。
しかし最近、そのチェキのフィルムが一部店舗で品切れ、品薄となる事態が起きています。チェキ不足は、アイドルの活動にも影響を及ぼしています。
1998年に発売した「INSTAX"チェキ"」は、撮った写真がその場で印刷できる富士フイルムのインスタントカメラで、日本のみならず、ヨーロッパやアメリカ、中国、東南アジアなど100か国以上で展開されるなど、世界的な人気を誇っています。
しかし最近、一部店舗ではフィルムが不足する事態が発生しています。
鳥取県米子市内のカメラ店では…
小崎純佳アナウンサー
「こちらがチェキのコーナーですね。様々な種類のチェキが並んでいますね。ただ、フィルムのほうは「お一人様1点のみ」さらには「入荷待ち」といった札がついています」
カメラのキタムラ米子店 横山史郎 店長
「目に見えて減ってきた、少なくなってきた感じはあります。大体月1回ほど入荷があるんですけど、入ってくる量も減った感じがします」
この店では、今年に入ってからチェキのフィルム不足を感じていて、特に夏ごろからは顕著に感じるようになったといいます。
また、人気の高さから、入荷してもすぐに売れてしまい、店に在庫がない状態になることもあるということです。
カメラのキタムラ米子店 横山史郎 店長
「需要がどんどん増えてきて、写真を撮る機会が増えてきたというのもあると思いますし、イベントが増えてきたというのは大きいかもしれないです。
できるだけ皆さんに行き渡るように、お一人様1点までという対応をとっています」
富士フイルムによりますと、現在、一部の取り扱い店ではチェキのフィルムが品切れや品薄状態にあり、その背景には、チェキシリーズの世界的な人気の高まりにより、供給が追い付かないという現状があるということです。
こうした中、チェキ不足は、アイドル活動にも影響を及ぼしています。
山陰地方を拠点として活動しているアイドルグループ「Flood Lyrics(フラッド リリックス)」と「jubilee jubilee(ジュビリー ジュビリー)」。
月に数回行うライブ後には欠かさず、ファンと一緒にチェキで写真撮影するなどの「チェキ会」を開いています。
最終更新日:10/18(水)8:54 BSS山陰放送