大手総合商社「双日」の元社員が、前の職場の「兼松」が管理していた自動車の新製品の提案書などを不正に取得したとして、警視庁に逮捕されました。
大手総合商社「双日」の元社員真鍋昌奨容疑者(32)は去年7月、競合他社の「兼松」が管理していた海外の自動車部品メーカーに向けた新製品の提案書や採算表など、営業秘密が含まれるデータファイル3件を不正に取得した疑いがもたれています。
真鍋容疑者は「兼松」から「双日」に転職した直後に犯行に及んだとみられ、いずれの会社でも自動車部門に属していました。
警視庁によりますと、真鍋容疑者は兼松に勤務する元同僚の女性派遣社員(40代)に「海外出張先の飲食店リストが欲しい」とうそを言い、サーバーに接続するためのIDなどを聞き出し犯行に及んだということです。
真鍋容疑者は容疑を否認していますが、警視庁は真鍋容疑者が転職直前にも3万7000件以上のファイルをダウンロードし、転職後に利用していた可能性もあるとみて調べています。
最終更新日:9/28(木)11:59 TBS NEWS DIG Powered by JNN