大切な愛犬のケアに欠かせないトリミング。しかし、はさみを使用するとあって、時に犬がケガをしてしまうケースもあります。最悪の場合、最愛の犬が死んでしまうケースも…。こうしたなか、コロナ禍によるペット飼育需要の高まりも受けて「ペット保険」の需要が年々高まっています。
「今でも愛犬のベロが半分切れているのを見ると悲しい気持ちになります」
こう話すのは、トイプードルを飼っている関西地方出身の女性(20代)です。
以前、愛犬のトリミング中に痛ましい事故が発生してしまったと言います。
トイプードルを飼う女性
「愛犬を定期的にトリミングに連れていっていたのですが、その日はトリミングが終わる予定時刻よりも早く、トリマーさんから電話がかかってきました。
そして『ワンちゃんにケガをさせてしまった、ベロが切れている』と言われたんです」
家族とともに急いで愛犬を迎えにいったところ、愛犬はトリマーに手当てをしてもらっている最中でした。
話を聞くと、トリマーがカット中に、誤ってハサミで愛犬の舌を半分ほど切ってしまったといいます。
トイプードルを飼う女性
「泣きながらトリマーの方に謝られました。その時はビックリして、かなり動揺したことを覚えています」
命に別条はないと言われたものの、心配でそのまま動物病院へ。トリミング代に加えて、動物病院での治療費もそのトリマーが負担してくれたそうですが、その後、そのトリミングには一度も連れて行っていないそうです。
愛犬は今でも元気に生活していますが…
トイプードルを飼う女性
「今でも愛犬のベロが半分切れているのを見ると悲しい気持ちになります」
トリミング中の事故をめぐっては、ハサミが喉に刺さって愛犬が死んでしまったとして、飼い主がトリマーだった男性に慰謝料の支払いを求め提訴。大阪地裁が約40万円の賠償を命じたことが大きな話題になりました。
一方、こうしたペットのケガにも対応できる「ペット保険」。コロナ禍でペットを新しく迎え入れる人が増加したこともあり、ペット保険の需要が年々高まっています。
最終更新日:9/27(水)12:46 BSS山陰放送