10月1日から実施される酒税改正。それに合わせて、ビール大手各社が対応策を打ち出している。
今回の酒税改正は、ビールを減税して、新ジャンル(いわゆる「第3のビール」)を増税するというもの。ビールは350ミリリットル缶あたり6.65円の減税となる一方、新ジャンルは同約9円増税され、発泡酒と同額となる。ビール類という同種の財に対する税額を、できるだけ合わせるという趣旨で行われる。
各社がまず取り組むのが、ビールの強化だ。4月サントリーが新しいスタンダードビール「サントリー生ビール」を投入したのを皮切りに、10月にはアサヒビールが看板ブランド「スーパードライ」に低アルコール商品を追加、キリンビールは高価格帯のクラフトビール「SPRING VALLEY (スプリングバレー)」で日本産ホップを一部使った新商品を投入する。サッポロビールも新商品を発売予定だ。
最終更新日:9/25(月)8:44 東洋経済オンライン