TBS NEWS DIG Powered by JNN中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗周辺の街路樹が枯れるなどしている問題で、警視庁などが東京・六本木ヒルズの本社に家宅捜索に入りました。捜査の焦点は本社の指示があったのか、どうかです。
記者
「午前9時半過ぎです。警視庁の捜査員が段ボールを抱えて、ビッグモーター本社に家宅捜索に入ります」
警視庁と神奈川県警の捜査員およそ40人態勢で捜索に入ったのは、東京・六本木ヒルズにあるビッグモーターの本社です。
捜索は、店舗周辺の街路樹を枯らすなどした器物損壊の疑いで行われていて、警視庁などは、本社も関与していた可能性があるとみています。
街路樹をめぐっては、「環境整備点検」と呼ばれるものが問題になっています。
ビッグモーター現役社員
「本部の役員が視察に来るんですけど、出来ている、出来ていないで点数をつけられて」
チェック項目を見てみると…
「店舗前の歩道10メートル、雑草が無く掃き清められているか?」
「※改善傾向が見られない場合は店長交代」
捜査関係者によりますと、警視庁が店舗幹部に事情聴取したところ、「本社からの具体的な指示はなかった」という趣旨の説明をしているということですが、警視庁はこの「環境整備点検」などから本社の指示があった可能性もあるとみています。
ビッグモーターに問い合わせると…
ビッグモーター側
「捜査中につき回答を控えます」
警視庁は被害届を受けてから10日後という、早期の捜索を実施。
その背景について、“ビッグモーターが近々移転する”という情報を警視庁が把握したことから、今日の捜索に踏み切ったとみられ、ある捜査幹部は「証拠を隠滅するのではないかという懸念もあった」と話しています。
最終更新日:9/15(金)18:34 TBS NEWS DIG Powered by JNN