隣にカレー 松屋の複合店戦略

「松屋」の黄色い看板の隣に、見慣れない「マイカリー食堂」の看板――。牛丼チェーン「松屋」を運営する松屋フーズホールディングス(HD)が、1店舗に自社のブランドを2つ同居させる「複合店」戦略を進めている。



 組み合わせはさまざまだ。牛めしの「松屋」にとんかつ業態の「松のや」を併設する店舗もあれば、「松のや」にそば業態の「松そば」がついている店舗もある。店舗の入り口は1つで、併設された業態のメニューも券売機等で注文できる。

この点、全国各地に存在し多くの人がすでに知っている「松屋」や「松のや」に併設する複合店戦略であれば、顧客認知やブランド力向上を図ることが容易になるわけだ。

 先述したとおり、松屋フーズが今後増やしていくのは、松屋か松のやにマイカリー食堂を併設するタイプの複合店だ。松屋は昔からカレーに注力しているうえ、とんかつとカレーの相性もいい。

 回転ずしの「すし松」も有力な相方候補だったが、高速レーン設置がネックとなった。松屋などとの相性もあまりよくない。松屋フーズの広報担当者も「松屋や松のやといった“兄貴分”に支えられながら、マイカリー食堂が第3の柱に育ってほしい」と期待を寄せる。

最終更新日:1/31(日)6:01 東洋経済オンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6383760

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