木工用ドリルでカルテル疑い 検査

木工用ドリルの販売をめぐってカルテルを結んでいた疑いがあるとして、公正取引委員会は5日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで製造会社2社に立ち入り検査に入った。関係者への取材でわかった。



 立ち入り検査を受けたのは、スターエム(兵庫県三木市)、大西工業(同県加古川市)の2社。

 関係者によると2社は、2019年ごろから、複数回にわたって、協調して木工用ドリルの価格の引き上げを図った疑いがあるという。

 木工用ドリルの市場規模は約20億円で、両社が国内シェアのほとんどを占めている。価格引き上げの背景には、鋼材など原材料価格の高騰が背景にあると、公取委はみている模様だ。

 朝日新聞の取材に、スターエムは「公正取引委員会の調査に協力していく」、大西工業は「対応できない」とそれぞれコメントした。(高田正幸)

最終更新日:9/5(火)15:05 朝日新聞デジタル

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6474444

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