キリンが競合の地ビール支援 なぜ

クラフトビールに力を入れるキリンが、実は今、全国各地の地ビールメーカーを支援する取り組みを始めています。なぜ、競争相手を支援するのか、取材しました。




6月1日、キリンビールが全国13社の地ビールメーカーのクラフトビールを体験できるイベントを開催しました。登壇したのはキリンビールの堀口英樹社長と全国各地の地ビールメーカー。

堀口社長は「志を同じくするクラフトブルワリーの皆さんと一緒に、ぜひカテゴリーの定着を目指していきたい」と話し、同じく登壇したヤッホーブルーイングの井手直行社長も「僕らだけではパワーが弱いからキリンさんが音頭を取ってやってくれる。頼みますよ、キリンさん」と期待しました。

なぜキリンは売り上げを奪いかねない地ビールメーカーを支援するのか。そこには過去に味わった苦い経験がありました。

「かつて1994年に地ビールブームがいったん来たけれど、品質の観点でお客様が離れていった」(堀口社長)

90年代、地ビールブームが到来したものの、質の低い地ビールが多く、次第に消費者が離れ、醸造所の数も減少していきました。しかしここ数年、醸造所が再び増加して、地ビール人気が再燃しているのです。

最終更新日:9/1(金)14:09 テレ東BIZ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6474056

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