ヴィトン 西武本店の改装案に反対

そごう・西武の売却に伴いヨドバシカメラが西武池袋本店に出店する改装案について、同店に出店する高級ブランド「ルイ・ヴィトン」などを展開するLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ社長がテレビ東京の単独取材に応じた。「承認しない」と反対する意向を初めて明かした。

テレビ東京が入手した西武池袋本店の改装案では、ヨドバシカメラの出店に伴い、ルイ・ヴィトンなどは現在の出店場所から移動することになっている。これについてルレ社長は「店舗を移動することはしないし、面積を小さくもしない」として反発した。セブン&アイ・ホールディングスが関係者に示した西武池袋本店の改装案は、面積のおよそ半分をヨドバシカメラが占める構想だ。それによると、ルイ・ヴィトンは現在、本店北ゾーンの1・2階に出店しているが、改装案では、南ゾーンの1階に移動する内容となっている。北ゾーンの1階はヨドバシカメラの出店スペースとなっていて、「アップル」が進出するとある。
ルレ社長はこの改装案について一切知らされていないとし、「ラグジュアリービジネスは雰囲気と環境が重要。今まで通り営業を続けたい」として、ヨドバシカメラが進出しない状態での営業継続を訴えた。

LVMHグループは、ルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールなど17以上のブランドを展開している。仮に高級ブランド店が出店を見送れば百貨店事業にマイナスの影響を与えるのは必至で、売却をめぐる協議にも影響を与えそうだ。

最終更新日:8/29(火)20:12 テレ東BIZ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6473774

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