大手百貨店「そごう・西武」の労働組合は28日に記者会見を行い、ストライキの実施について、親会社のセブン&アイ・ホールディングス側に31日の開始を予告通知したと発表した。
セブン&アイ側が売却の決定を行わないことが明確になればストを回避するものの、状況に変化が見られない場合は、ストを実施するとしている。
業績不振が続く「そごう・西武」をめぐっては、セブン&アイが、アメリカの投資ファンドへの売却を計画しているが、雇用維持を求める労働組合が反発していて、28日の会見でも売却後の事業計画案は、雇用維持の観点から、理解できる状態にはまったく至っていないとしている。
UAゼンセンによると、デパートの主要な労働組合による大規模なストライキは1962年以降実施されておらず、そごう・西武の労働組合がストライキに踏み切った場合、61年ぶりの異例の事態となる。
最終更新日:8/28(月)20:40 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)