元パイロット 転職できず生活暗転

華やかなイメージと高収入から「憧れの職業」と言われるパイロット。津雲渡さん(仮名、50歳)は数年前まで、国内の航空会社に勤務するパイロットだったが、事情があって退職を余儀なくされた。その後、別の航空会社への転職が決まったが、その「内定」は一転して白紙に。待っていたのは、その日暮らしのアルバイト生活だった。

 「実家がなければホームレスになっていた。コロナ禍で大学新卒の内定取り消しが社会問題になったが、中高年が新たな就職先を見つけるのがいかに厳しいか分かってほしい」。天国から地獄に転げ落ちるような経験。憤りを隠せない津雲さんが事の顛末を語った。(共同通信=宮本寛)

 ▽パイロットは夢だった

 パイロットに憧れたきっかけは子どもの頃に見た人気アニメ「機動戦士ガンダム」や、パイロットが主人公の漫画「エリア88」、「ザ・コクピット」だった。

 高校卒業後、父親の経営する自動車修理工場で車検整備をしながら資金をため、2001年、渡米して訓練を開始。その後、日本で事業用の飛行ライセンスを取得した。2006年に地方を拠点とする航空会社に入社し、翌年、プロペラ機の副操縦士となった。

最終更新日:8/27(日)17:04 47NEWS

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6473517

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