ハイチュウ 米で人気の味を逆輸入

森永製菓は8月1日、米国で人気が急上昇している「ハイチュウ」の味を“逆輸入”した商品を発売する。米国でハイチュウは「本物のフルーツの味わいがする」などとして人気を集めており、「海外のハイチュウを食べたい」という声が寄せられたため、国内での発売が決まったという。



 販売するのは「HI-CHEW fantasy mix(ハイチュウアソート ファンタジーミックス)」。2022年に米国で発売された同商品は、日本で未発売の「レインボーシャーベット」「ブルーハワイ」「ブルーラズベリー」の三つの味が含まれている。日本で販売する商品は、現地の味やカラフルなパッケージデザインを忠実に再現している。

 同社は08年から米国でハイチュウを発売。当初、取り扱う店は一部のアジア系のスーパーなどに限られ、なかなか認知されなかったという。パッケージの変更や現地の人が好む味を加えるなど改良を進めながら商談を重ね、14年ごろから大手のスーパーの菓子コーナーに並ぶようになった。同時期に、日本人メジャーリーガーが球団にハイチュウを差し入れると選手の間で大人気となり、試合中継にハイチュウを食べる選手の姿が映り込み、人気に拍車がかかった。

 今では米国で約30~40種の味を販売しており、22年度の米国でのハイチュウ全体の売り上げは前年度比138・9%の146億円に急成長している。

 日本で販売する「ブルーラズベリー」は、実在しない架空のフルーツとして米国では定番の味といい、同社の担当者は「味も見た目も米国ならではの商品を楽しんで」と話している。逆輸入のハイチュウは一定数量がなくなり次第、販売を終了する。【松山文音】

最終更新日:7/25(火)11:23 毎日新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6470336

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