京都市右京区の村山木工は、約1400年もの間、平面でのみ継承されてきた木工の伝統技術「組子(くみこ)」を、世界で初めて立体や曲面で表現することに成功しました。創業者の村山伸一さん(60)は技術力を武器に、伝統的な木工の仕事から高級ホテルの内装などへと活躍の場を広げています。若いころは木工職人だった父の仕事を避けて音楽を志しましたが、父と同じ職人の道を歩みつつ、経営革新計画を策定し、次世代の職人の育成も兼ねた自社プロダクトの開発などにも力を入れています。
最終更新日:7/2(日)8:04 ツギノジダイ