人手求め従業員に10連休 旅館の策

帝国データバンクによる旅館やホテルの人手不足に関する調査によれば、コロナ禍の最中だった2年前は「人手不足を感じる」企業は20%台にとどまっていましたが、経済が再開し観光客が戻りつつある現在は、およそ8割にまで増え、深刻な人手不足となっています。人材をどう確保するのか。九州の老舗旅館では10日間営業をとりやめ、従業員に長い休みを与える思い切った施策を始めました。


宮城・仙台市。市内のホテルで開かれたイベントに集まったのは、およそ150人の人々。その多くが東北地方の旅館やホテルで働く人たちです。

始まったのは、旅行予約サイト「じゃらん」が選ぶ優秀な宿泊施設の表彰式「じゃらんアワード2022」。コロナ禍が明けて経済が再開したことで、業界全体も盛り上がっていますが、急速に客足が回復したことで、人手不足が深刻となっています。

福島県の老舗旅館「四季彩 一力」若女将の小口正子さんは「サービス業界から人離れというのがひしひしとある。求人の募集はしていますが、なかなか難しいのが現状です」と話します。「四季彩 一力」はじゃらんアワード2022で「泊まって良かった宿大賞」第1位に選ばれましたが、従業員の数が十分に確保できず予約を制限しているといいます。

同じ福島県にある「ホテル華の湯」の伊藤翔太朗さんも「募集はかけてはいるんですが、何年かたつと離職してしまう。スタッフの満足度も上げていかなければいけない」と強調しました。

最終更新日:6/30(金)16:29 テレ東BIZ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6468002

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