「母になり後悔」男性読者も多く

「母親になって後悔してる」。そんな、ドキッとするようなタイトルの本をご存じだろうか。著者はユダヤ人の社会学者オルナ・ドーナトさん。妊娠や出産、子育てをめぐる、イスラエル女性23人それぞれの後悔や、背景にある社会の圧力を、ジェンダーなどの視点で解き明かした一冊だ。

 日本を含む世界10数カ国で出版されると「タブーを打ち破った」「利己的だ」などと賛否両論が巻き起り、大きな話題に。日本語版を手がけた新潮社によると、女性向けの本と思いきや、実は、男性の読者も多いと言う。

 ドーナトさんは、オンラインのインタビューでこう強調している。「社会から、あるべき姿を押しつけられ、苦しんでいる人は多く、世界的な課題。多様な選択肢や生き方を認め合える社会になるべきだ」(共同通信=山口恵)

 ▽親になったことで生まれる、現在進行形の苦しみ

 ドーナトさんは、2003年ごろからイスラエルで、「親になることを望まない男女」に関する研究を始めた。ドーナトさん自身も、子どもを持たないと明言しているが、調査中、ある人から投げかけられたこんな言葉が、頭にこびりついて離れなかった。

最終更新日:6/22(木)10:18 47NEWS

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6467245

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